「善意の輪を拡げよう」

会長 奥山二三男

この度、伝統ある彦根南ロータリークラブ会長を仰せつかり、身に余る光栄に存じますと共に、責任の重さに心身共に引き締る思いです。この年間に築き上げられた伝統を引き継ぐことは、浅学非才の私にとって重荷でございますが、一生懸命努めさせて頂きますので、会員皆様のご指導ご協力の程を切にお願い申し上げます。 さて、当クラブも創立35周年の節目を過ぎ、新旧入り混って次なる時代に向け、歩みを始めようとしています。先輩諸兄が培って来られた伝統実績の上に、これからの時代を見据へつつ、彦根南ロータリークラブらしさを感じる行動をして行くべきと考えます。

 今年度RI 会長 ロン・バートン氏は、年度テーマとして「ロータリーを実践し、みんなに豊かな人生を」と提唱され、又これを受け、RI2650地区ガバナー坂本克也氏は、地区スローガンに「あなたの善から、みんなの善へ」と提唱されました。これは、今一度、ロータリー(アン)の基本に帰り、「善意に基づいた行動」をあらゆる形で実践して行こうとの事ではないかと思います。

 そこで今年度、私はクラブのテーマを「善意の輪を拡げよう」とさせていただきます。我々ロータリアンが、ロータリー活動の名のもとにやる事為すことは全て善であり、そうでないものは無い訳ですが、私達がロータリアンとして、世に奉仕が出来る立場にある有難さを忘れず、一年間「善」という広大なテーマに向き合って行こうと思います。従来より、ロータリー用語としてよく使われる、I serve(アイ・サーブ)、We serve(ウィ・サーブ)の言葉があります。坂本ガバナーは、ロータリアン一人々々が善の行動をし、さらに会員各自の善の集積によって社会に大きく奉仕する、

即ち I serve の精進を向上し、更にその結果として We serve の奉仕の輪が広がる・・・と言っておられます。私もこれ迄 I serve We serve の意味が正直理解出来ていませんでしたが、今、少し判ったような気がします。この一年間多少なりともガバナーが提唱された「善」というテーマが実践出来ればと思います。 尚、年当初の計画としましては、クラブで最大の長寿イベントであり今年25回目という節目を迎える「湖東ちびっ子野球大会」を盛大に行う他、(必要に応じて)昨年の「35周年記念荒神山植樹プロジェクト」の補足作業、又、彦根クラブとの合同例会の開催を予定している他、親睦の面におきましても、年忘れ家族会を始め、種々の親睦行動につきましても怠りなく実施し、会員相互の一層の親睦融和を図って参りたいと考えております。

 一年間、至らぬ会長ではありますが、皆様のご支援で協力の程を重ねて宜しくお願い申し上げます。



 

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